前回の記事で書いたように、移住に関する情報を調べたり、イベントに参加したりするうちに興味が沸いたのが大分県、香川県、愛媛県でした。
大分県に興味を持ったのは、何より希望の公共温泉が充実していることです。
とはいえ温泉大国ニッポン。
全国に温泉地はたくさんあります。その中で大分県を訪れようと決めたのには豊後高田市の存在があります。
きっかけは豊後高田市
はじめてふるさと回帰フェアに行った時、とても印象に残ったブースが豊後高田市でした。
当時大分に特別な思いがあったわけでもなかったけど、たまたま目があった担当者の方がとても感じよくて、どうぞどうぞと招き入れられお話をすることになりました。
豊後高田市をはじめ大分は移住者への支援も充実していることを知り、一気に「大分いいかも!」と思うようになったのです。
それまではあまり意識していなかったけど、実は他界した父が大分出身。
関東での生活の方が長かったのですが、これも何かの縁かと思ったりもしました。
豊後高田市には温泉も菜園も十分あります。ただ電車が走っていません。
このことを知った時、自分がペーパードライバーなことが、地方移住のハードルを高くしてしまうかもしれないということに改めて気づかされました。
教習所に行くなり対策はあるものの、年齢を重ねれば重ねるほど、車がないと生活できない場所は不安が募ります。
また大の旅行好きなため、空港や新幹線へのアクセスも無視できないことに気づきました。
豊後高田市はとても魅力的でしたが一旦保留。でもこれがきっかけで大分のことをもっと調べたいと思ったので、県内でもう少し交通アクセスを考慮して探してみることにしました。
次なる候補は温泉のある別府か由布院(湯布院)
大分県の県庁所在地は大分市。空港へのリムジンバスがあります。公共交通機関も充実しています。
ただ大分市は大分空港からは距離的に離れているんですよね。
海外旅行だけならまだしも、地方に移ると国内の中長距離移動も増えると思ったので、空港までの時間と距離は結構気になります。
また大分市は温泉がいかんせん乏しい・・・。
温泉といえば別府。
別府の良い所は、温泉の種類が豊富なのと公共温泉施設が多くて安いことです。
100円で入れる施設もわんさかあります。
ただし、別府は農地が少ないのです。なかなか菜園を持つ暮らしは難しそうです。
温泉なら由布院はどうかと思いました。
由布院のある由布市は大分市と同様に空港から距離があります。
でも観光地ということもあって公共交通機関が充実していて、空港、別府、大分市へのアクセスが良さそうです。
色々調べてみると、米や梨作りのさかんなエリアや大分市向けベッドタウンなど観光地以外の側面も色々持っていることを知りました。
由布市、いいかもです。
日出町が興味深い
別府市は菜園生活が厳しそうですが、隣に穴場的な町が存在することを知りました。
日出町です。ひじまちって読むんですね。ひのでまちと勘違いしていました。なんだか縁起のいい名前です。
日出町は別府市に隣接した町で、大分市へのアクセスも良いのでベッドタウン的存在で、面積は狭いものの生活に必要なものがぎゅっとつまっています。
また海も山も楽しめ、山田湧水という有名な湧き水があります。
そうそう今まで希望条件に書いていませんでしたが、水の美味しさは結構重要です。
日出町なら隣の別府温泉まですぐだし、日出町内にも温泉はあります。
別府と違って菜園生活する土地も多いです。
コンパクトシティが大好きなので、俄然日出町に興味が沸いてきました。
大分県は移住支援が充実している
何度も書いているように、大分県は移住者向けの支援が全国的に比較しても充実しています。
今はなくなってしまったようですが、最長1週間のお試し滞在支援がありました。
大分までの往復交通費、食費は自腹なものの、1週間の滞在施設費と基本的な移動費は県が負担してくださり、その間興味のある場所を案内してくれたり、地元の人や移住者との仲介をしてくださるという太っ腹すぎる支援策なのです。
ちょうどタイミング的に募集期間にマッチしたので早速応募。どれだけの応募があったかわかりませんが、ありがたいことに当選しました。
次回はお試し滞在について詳しくレビューしたいと思います。