前回の記事で、高松市の魅力的なポイントについて書きました。
高松市がパーフェクトという訳ではありません。もちろん高松市に限ったことではないですが、どの土地も良い所もあれば残念な所もあります。
住めば都というように、住んでしまえばどうにでもなってしまうのかもしれません。直感や縁の方がよっぽど大事だったりします。
でも、こんなはずじゃなかった・・・と後悔しないために、ある程度のデメリットを知っておくのも悪いことじゃないと思います。
そこで今回は、私が感じた高松市の残念なポイントを敢えて書いてみたいと思います。ちなみにこれは、高松市オンリーというより、ほぼ香川県全体に言えるポイントです。
香川県でよく噂される水不足問題
年間を通して温暖で雨の少ない瀬戸内気候に属するエリアのため、昔から香川県は水不足に悩まされてきました。特に高松市は周辺に大きい川がないため、川の水を利用したダムを作るのが難しいのだそう。関東に住む私も、「香川県=断水がある」というイメージがありました。
恐らく平成6年に高松砂漠の再来と言われた異常渇水のことが記憶に強く残っているからだと思います。
そこで機会があるたびに水不足は大丈夫なのかと質問しているのですが、みなさん口を揃えてそんなに神経質になる必要はないと答えます。
もともと水不足に悩まされた土地故に、節水の意識は他の都道府県の人達と違うのかもしれません。その上での「大丈夫」なのかもしれませんが、実際に断水になることは滅多にないとのこと。
水源の確保は年々改善に努めているようなので、水不足ついてはあまり心配することもないのかなと思っています。
ただ、美味しい水に恵まれた土地に住みたいという私にとっては、少し気になるポイントではあります。
香川県=うどん県の糖尿病問題
香川県と言えば、誰もが真っ先にイメージするのがうどん。
数年前から香川県をうどん県と名乗るくらい、うどんが食文化として根付いています。
そのためでしょうか。香川県は糖尿病の受療率と死亡率が常にワースト上位にランクインしています。
うどんだけが原因ではないのかもしれないですが、うどん=炭水化物を何玉も過剰摂取すること、うどんにおにぎりなど炭水化物を重ね食いすること、朝にうどんを食べること、うどんは他の炭水化物に比べ早食いしやすいことなどが悪影響を及ぼしていると言われています。
幸か不幸か私はそれほどうどんが好きではないため、高松市に移住してもうどんばかり食べることはないと思います。
でもいざ住んでみたらハマってしまうかもしれません。せめてうどんを食べるなら昼以降にするとか、食べ過ぎないとか気をつけようと思っています。
香川県は動物の殺処分数が多すぎる
動物の殺処分の問題は、香川県に限らず四国全体に言えることです。
四国全体温暖な気候のため野良犬や野良猫が生息しやすいことがその理由のひとつです。また香川県の場合、山と市街地の距離が近いため、収容数が他県に比べ多くなるとのこと。
動物の殺処分の問題は、犬を飼っている私としては一番気になる問題です。野良だから良いというわけでは決してありません。
香川県では、平成31年にさぬき動物愛護センターしっぽの森が開所され、譲渡活動など殺処分の減少に向けた活動をしているそうです。
この投稿をInstagramで見る
動物に関する意識が1日も早く高まることを心から願います。
香川県は交通事故の死者数が多い
2020年の香川県における交通事故の死者は59人で、人口10万人あたりでは全国ワーストでした。過去10年間でも、常に全国ワースト10位以内とのこと。
原因としては、交通マナーの悪さがあげられているそうで、例えばシートベルト着用率が低かったり、横断歩道での一時停止率が低かったりするそうです。
高松市を訪れた際、車のマナーについてはあまり感じませんでしたが、歩いていて自転車が怖いと感じたことは結構ありました。
高齢になってくると交通事故のリスクはあがりますし、すごく気になる問題ではあります。
いかがでしたでしょうか。個人的に水やうどんに関してはあまり神経質になる必要はないかなと思いますが、動物殺処分の多さと交通事故の多さは、旅行ではなく住むとなると無視できない問題です。
これらの問題については、これからも見ていきたいと思います。