前回の続きです。
【2020年10月】香川県高松市移住から一変。千葉県移住へ
前回の記事で、ふと千葉県への転居を思い立ったと書きましたが、「ゼロからの思いつき」というわけではありませんでした。
千葉は私の生まれ育った場所なのです。
また夫が10年近く働いた土地で、二人が出会った所でもあります。
そのため、関東を離れる前に一度千葉の思い出の地を車でまわろうと話していました。
ところがこれもコロナ禍で果たすことができていませんでした。
もし千葉に引っ越せば、感染状況をみながら県内を気軽にまわることが可能です。
日帰りで都内にいる友人に会うことも容易にできます。
また千葉から東京に通勤する人は大勢いるので、都内から引っ越してきても自粛警察に取り締まられる不安はありません。
更に、コロナ禍でシニア犬を連れて何時間もかけて長距離を移動するのも結構なストレスになりますが、千葉ならそれも全く問題ありません。
こんな時に無理して長距離移住することはないし、しばらくの間は勝手知ったる千葉でのんびり過ごせばいい。考えれば考えるほど、そう思えてきました。
たしかに引っ越し代や諸費用が1回分増えるデメリットはありますが、それを上回るメリットが多すぎます。
思い立ったが吉日。早速方向転換して千葉の賃貸情報をチェックすることにしました。
ペット可の物件は競争率が激しいのか、何回か既に申し込み済という目にあったものの、最終的には素晴らしい物件と契約することができました。
晴れて11月に引っ越しです。
【2020年11月】千葉の新天地は犬の楽園だった
新たに住むことになった千葉県八千代市は、いわゆる「とかいなか(都会に通える距離にある自然豊かなエリア)」といえる快適な場所でした。
家は地下鉄東西線と連結する路線沿いにあったため、大手町まで乗り換えなしの小一時間で行くことができます。
また、定期的に通っていた病院が日本橋にあったのですが、これも一本で行くことができました。病院を変えずに済んだことも、ひとまず千葉に来て良かったと思いました。
自然も豊かで、ちょっと歩けば水鳥が見られる公園があったり、有名なバラ園があったりと、癒しの場所に事欠くことはありませんでした。
幼少の自分を形成してくれた千葉の大地で育った野菜を再び存分に味わうこともできました。
都内にいた頃も千葉県産の野菜を手に入れることはできましたが、やはり新鮮さが違います。
特に旬のブランド落花生、大まさりを茹でて食べた時の感動と言ったら・・・。
なんだかんだ自分は千葉っ子なんだなと改めて実感しました。
そして想定外に嬉しかったのが、犬が過ごしやすい街だったことです。
周辺にはとにかく犬を飼っている人が多く、ちょっと外に出ただけでも5,6匹の散歩中の可愛いワンコに会えることができました。
中には墨田区ではあまり見かけることのなかった珍しい大型犬もたくさんいました。
もちろん動物病院もいたるところにあって、そのうちの1つは徒歩数十秒のところにありました。
シニア犬を飼っている身としては、駆け付けられる病院がすぐ近くにあるのは大きなメリットでした。
【2022年4月】賃貸の契約更新をどうするかという問題
十分に満足していた千葉での生活に、賃貸契約の更新という問題が降りかかってきました。
契約した物件は、2年ごとに更新料を支払う必要があるのです。
更新料は家賃の1か月分。決して安い金額ではありません。
そもそも家賃自体も当初の予定額より割高でした。
次の更新のタイミングは2022年11月。
管理会社には更新月の2か月前までに連絡しなくてはならないので、連絡期限は9月。
連絡は次の物件が正式に決まってからにしたいので、そうなると7月くらいには次の住む場所を決めたいところです。
すでにペット可の賃貸物件を探す難しさを痛感していたので、引っ越すならそろそろ物件探しをしても決して遅くはないなと思いました。
とはいえ、最初の転居と違って必ず家を出なくてはならないというわけではない。
もし良い物件が見つかれば引っ越せばいいし、見つからなければ予算はオーバーするものの更新料払って千葉にいればいいかと考えながら、再び物件探しを開始しました。
その③につづきます.。