【ワーホリ回想記・ミレニアムトロント】4.ストライキ

1999-2000カナダワーホリ滞在記
1999-2000カナダワーホリ滞在記旅の森カナダ

 

はたして「無」の時間はどのくらいだったのかは定かではない。

 

とにかく「ぐるるるるぅぅぅ」というお腹の音で、一気に現実の世界に戻った。

そう、私はどんなに落ち込んでも食欲だけはなくしたことがないのだ。

 

 

明日からの当面の食材も必要だし・・・とリアルな問題も沸き、スーパーにでも行ってくるかと簡単に身支度をして家を出た。

 

しかしいくら待ってもバスが来ない。

おっかしいなぁと思った時、前を通った女の人が親切に教えてくれた。

 

「今日はストライキでバスは来ないわよ。」

 

 

がががーん・・・

 

いや、電車なら走っているかもと思いすかさず質問すると・・・

 

「電車もストリートカーもだめよ。同じ会社だからね。」

 

「・・・・・・・・。」

 

うわーどうしよう。この近くにスーパーってあるのかなぁ・・・。

 

困った私は、下の階に住んでいる気のいいマダム、アイリーンが「何かあればいつでも聞いてね」と挨拶に行った際言ってくれてたことを思い出し、早速聞きに行った。

 

「あのぅ。この近くにスーパーってありますか?」

 

すると

 

「あるわよ、あるわよ。ちょっと待って!今地図書いてあげる。」 とメモを渡してくれた。

なんていい人なんだぁ・・・。

 

すぐにそのメモを握りしめながら向かった。ところが歩いても歩いてもスーパーは見えない。

 

「おっかしいなぁ。道を間違えたかしら・・・。」

 

歩き始めてから既に30分は経っている。でも分かりやすい道だし、間違えようもない。気を取り直してまた歩き始めると、10分程してようやくスーパーらしき看板が見えた。

「あ、あったー!!!」 と心の中で叫んだ瞬間、「ぎゅるるるぅぅぅぅぅぅ~」 というお腹の叫び。

これは何よりも腹ごしらえが先とスーパーの手前にあったバーガーキングに飛び込んだ。

 

ハンバーガーにパクつき店内を暴れ回る子供を眺めながら、今後カナダ人の「距離感」には注意せねばと自分に言い聞かせた。

 

 

 

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