トロントの東西を延びるQueen St.EのWoodbine Ave.とVictria Park Ave.に挟まれた地域は、ビーチ地区と呼ばれている。
個性的なお店やバラエティーに富んだレストラン、バーなどが立ち並び、オンタリオ湖畔にはボードウオーク(板張りの散歩道)があって、とても楽しいエリアだ。
毎年7月には、無料のジャズフェスティバルではカナダ最大といわれるビーチ・ジャズフェスティバルが行われ、例年たくさんの人が集まる。
砂浜ではビーチバレーができるらしく、小学校で体育の教師をしている友達から誘いがあり、中学時代にバレー部だった私は飛びついた。
バレーボールはチームスポーツなので基本的に一人ではできない。大勢集まってバレーボールなんていつ以来だろう。恐らく中学卒業以来ではないだろうか。
久しぶりにバレーボールが出来ることでテンションが上がりっぱなしの中、Queen St.沿いを走るストリートカーに乗り、Woodbine Ave.周辺で降りる。
途中カナダのピザチェーンPizzaPizzaでランチを買い、いざビーチへ。
砂浜の一部はポールが立ててあり、いつでもビーチバレーができるようになっていた。
友達が持ってきてくれたネットを張り、シューズを脱ぎジーンズをまくりあげ気合は十分。じゃんけんでチーム分けし、いよいよプレイボール。
砂に足をとられ、思うように走れない。何とかレシーブしようと思いっきり手を伸ばしたら、体が宙を舞っていた。顔に思いっきり砂がかかる。やばい。楽しすぎる。
試合毎にチーム変えをしながら夢中になること数時間。だんだん日が影ってきた。
疲れ果てて仰向けで大の字になる。汗が顔をしたたり落ちる。こんなに動いたのはいつ以来だろう。
お腹空いたぁ~と友達の声。今日の夕ご飯は相当おいしいに違いないと心から思った。