【ワーホリ回想記・ミレニアムトロント】14.トロントの遊園地、WONDER LAND

1999-2000カナダワーホリ滞在記
1999-2000カナダワーホリ滞在記旅の森カナダ

 

トロントの郊外に、ワンダーランドというカナダ最大の屋外テーマパークがある。

 

 

ある日、在加の日韓ミックスの友達に一緒に行かないかと誘われ、ローラーコースターが大好きな私は意気揚々とで出かけた。

 

しかしいくら広大な国カナダとはいえ、遊園地自体の規模は日本とあまり変わらない。

むしろ絶叫系の乗り物は少なくて、真下に急速落下するアトラクション以外はたいしたことないんじゃない?と話していた。

 

そんな今ひとつ期待外れなワンダーランドだったが、さすが人種のるつぼトロント。

そりゃあもうたくさんの国の人間が集結していていて、乗り待ちしている間も全く飽きることがない。

6月を過ぎたとはいえ、そこはカナダ。まだまだ肌寒い日が続いていたにも関わらず、タンクを着ていたとある中東系の男は、肩まで毛がもじゃもじゃと生えていて、毛深い男性が好みの友達はニンマリと怪しい笑みを浮かべていた。

家からわざわざ持参したのか、分厚いガラスのコップに流し固めて作った鮮やかな緑色のゼリーを食べながら、乗り待ちするチャイニーズの若い女性を見た時は、そのアイデアに思わず感心。

 

そういえば以前地下鉄の電車の中で、りんごの皮を果物ナイフでむきながら食べている中年女性を見たことがあるけど、台湾なんかじゃガム1枚食べただけでも罰金を払わされる。

国によってこんなにもルールが違うものなのかと思った。

 

そんなこんなで人間ウォッチングにいそしむ中、一番カルチャーショックを受けたのが、あるインド系の男だ。

 

 

 

回転系コースターを乗り待ちする彼は、自分の順番まであと数人というところで、ポケットの中から白組のはちまきのような物をさっと取り出し、あごから頭のてっぺんにむけて、ターバンを押さえこむようにリボン結びしたのである。

その姿は、まるでラッピングされたプレゼントのようになっていた。

なるほど。確かにそれなら回転して体が逆さまになってもターバンが落ちることはない。

 

予想通りターバンを落とさず無事に乗り終えたそのインド人は、満足感いっぱいの笑顔でラッピングリボン(白組はちまき)をほどき、また別のアトラクションへと消えていった。

 

トロントのアミューズメントパークでの1日は、意外なところで想定外に楽しいものとなった。

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