先日「日本語教員養成課程(新基準)の修了証書が届きました!」でも書いたように、教育実習は想定とは全く違うものでした。

そもそもいい大人になってから、やれ〇〇を改善すべきだとか他人に評価されるのは、ただでさえ気が重いものです。
それなのに事前の受講基準(最低限習得しておくべき知識)をチェックしてみると、そんなの知らない(&習ってない&覚えてない)というものが結構多くありました。
更には教案を作成しそれをもとに授業ができるという項目までシラバスに掲載していたので、乏しいボランティア経験のみの自分に成し遂げる自信が全くなかったのです。
el-Campusの掲示板を見ていたら、同じように不安を抱える方の書き込みがありました。ところがそれに対する回答が更に不安を増大させるものだったりして、頭の中を天使(出席しなさい)と悪魔(休んじゃえ)が交錯します。
履修登録後、実習日に予定が入りそうになったときは、完全に悪魔が優勢状態で、一時は科目履修生の登録料6000円の損失だけだと思い聞かせて欠席しようと考えたこともありました。
この考えを一気にくつがえしたのが、日本語教師の国家資格化関連のニュースです。
色々な情報を読んだ時に思ったのが、できるだけ救済措置をとってもらえる立場にいた方が良いのではということでした。
現実的に考えて、既存の教師を無資格化してしまっては供給が足りません。だとすれば経験値が優遇される可能性はあがるのではないか?と。
多くの日本語学校が法務省告知校であることを考えれば、早めに経験を積むのに新基準での資格を取得しておくことは重要です。
また未経験としても、保有資格がより強いものであるに越したことがないとも考えました。つまり国内で働くにしても四大卒の資格をもっていたり、旧基準より新基準を保有している方が有利なのではないか?と。
たった5日間の実習を乗り越えられない自分が、今後資格が整備された後に求められる試験や実習に耐えられるわけがありません。
幸い予定は他の日に変えることができたこともあり、評価が悪かろうが色々批判されようがとにかく単位さえもらえればいいのだと腹をくくり、事前課題にのぞみました。
そう、教育実習は事前と事後に課題があったのです。
②につづく