大手前大学の通信課程で日本語教員養成課程を修了すれば、日本語教師としての資格を得ることになります。
そのため、新たに検定試験を受ける必要はないのですが、大学に在学or卒業した人の中には意外と検定試験を受ける人がいます。
大学を卒業すれば資格はゲットできるのに、どうして検定試験まで受けるのだろうと疑問に思うかもしれません。私は少なくともそう思っていました。
でも今となってはその理由がわかる気がします。
現在私はオンラインで日本語を教えるべく活動を始めていまして、どんなレッスンを展開しようかと日々模索しているのですが、正直自分の知識の少なさを痛感させられることも少なくありません。
これは大学の教育実習を受けた時にも感じたことでした。知識がないと、どうしても授業が薄っぺらいものになってしまうんですね。
人の授業を見学しても、知識がなければ感じることも多くありません。
ただ単に試験を合格すればいいと思えば、過去問題をひたすら暗記するという手もあります。それとは別に知識を増やすという目的で試験勉強をすることは、とても意味のあることではないかと思うようになりました。

実は我が家にはアルクの通信講座「NAFL日本語教師養成プログラム」のテキストがあります。
夫が一時受験を考えていた時に購入したものです。
結局夫は違う方面へシフトチェンジしたため使われることなく眠っていました。
ある日ふと思い立って主人の書棚から拝借し、パラパラとページをめくってみたところ、ついつい夢中になって読みこんでしまいました。
文章がわかりやすい上に面白いんです。
既に私の場合は終了してしまいましたが、テキストを読んで得た知識があれば、大学のレポート作成や教育実習のアイデアとして役に立ったと思います。
それが同時に検定試験の勉強にもなるわけですから、大学の副専攻と検定試験受験を並行しておこなうことは、大いにアリなのではと思いました。