占いは台湾でとても身近な存在らしい。私自身あまり占いをしたことはないのだが、台湾に行くとたくさんの占いを見かけるので、否が応でも気になってくる。
台湾で見かける主な占いは、四柱推命、紫微斗数、手相・人相あたりだろうか。他にもお米や亀の甲羅を使うものや、文鳥にカードを選んでもらうものなど面白い占いもある。
あまりにもたくさんの占いがあるので、どこに行けばいいのかさっぱりわからない。以前短期の台湾旅行会話講座を受けた時に台湾人の先生におすすめの占いを聞いたことがある。そこで返ってきた答えが意外なものだったので、ブログのネタとして書いてようと思う。
先生の答えは、お寺でおみくじを引けばいいというものだった。
その根拠はこうだ。「街にある占いは人間を仲介して運勢などをみてもらうもの。でもおみくじを引けば、神様に直接聞くことができるでしょう。それなら私はお寺に行くわ。」
おみくじは日本でも馴染みの深いものであるが、私の中で占いとおみくじはどこか別物という先入観があった。しかし、よくよく考えてみれば、おみくじも占いの一つである。しかも神様に直接聞いてもらえるなんて最高じゃないか。
そこで、改めて台湾の寺廟のおみくじの引き方を確認してみることにした。すると場所によって作法が微妙に違うことがわかった。
例えば台北最古の寺、龍山寺の場合、寺内の案内をみてみると・・・
①神様の前で手を合わせ、名前、住所、生年月日を言い自己紹介する。
②聞きたいことを1つだけ唱える。
③ポエ(赤い三日月のような形の木片)を2つ手中から落とす。
④裏表(聖杯)なら⑤へすすむ。それ以外はNG。(表表(陰杯)の場合、神様がそれを聞くことをお許しにならない。裏裏(笑杯)の場合、内容が不明か意味のない内容であるという意味)
※この部分はネット検索するといくつかの解釈があるが、個人的には聖杯が一発で出なかった場合、それを占うのは今ではないと諦めた方がいいのではと思う。寺内の案内にも、拒絶された神託と書いてあった。
⑤おみくじを引き、その番号を憶えておく。
⑥神様の前に戻り、その番号で良いかもう一度ポエを落とす。聖杯が3回続けば該当番号のおみくじをとる。それ以外の場合は再度おみくじを引きなおす。
龍山寺と同じく有名な行天宮の場合、作法はほぼ同じであったが、ポエが裏裏で出た場合の説明として、内容が不明あるいは既に参拝者自身が答えを知っているとされていた。
また、おみくじを引いた後にポエを投げて聖杯が出なくてはいけない回数は1回とのこと。
その後台湾へ行った際、作法のハードルが低めな行天宮でおみくじを引いてみた。いや、正直に言うとその前に却下された。最初のポエ投下の段階で、笑杯が出たのだ。
何となく予感はしていた。それは長年悶々と悩み続けていた課題でもあり、自分の中でそれなりの答えは既に出ていた。でも自信がなかったのだ。今回おみくじを引いてみて(いや引いてはいない)、神様にその名の通り笑われた気がした。「もう既に答えは出ているじゃないか。」と。
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