台湾のベニスと呼ばれる「淡水」。
台北駅からMRTで40分程度で行けるため、日本人観光客も訪れたことがある方が多いと思います。
その一つ手前にある「紅樹林駅」から、LRT(路面電車の進化版的なもの)が数年前に開通しました。
LRTの注目ポイントは、何といっても台湾の国民的絵本作家、幾米(ジミー・リャオ)のオブジェがいたるところで見れることです。
遅ればせながらも北投温泉に数泊したついでに、このLRTに乗ってみることにしました。
ちょうどランチタイムと重なる時間だったため、ランチもその周辺で取ろうということで、Googleマップで周辺のカフェ、レストラン検索をしてみました。
そこで偶然見つけた「閑恬MyDeli」というカフェがびっくりするくらいレベルが高かったので、今回の記事にしようと思います。
「閑恬MyDeli」はLRTの始点である紅樹林駅からも歩いて行けますが、隣の駅の竿蓁林駅からの方が近いです。
急な坂を上がってすぐの右手にカフェはありました。
いわゆる古民家カフェで、こじんまりしていながらも居心地が良いです。
メニューはイタリアンのカフェ飯といった感じです。
お得なセットメニューもあったので、そちらを選ぶことにしました。
メインはサンドイッチ、パスタ、リゾットの3種類。それぞれの右横にある値段でサラダ、前菜をそれぞれ1つ選択でき、更にスープとドリンク(85元以上のものは差額分アップ)が付きます。
またデザートが10元引きで注文できます。
私はメインを野菇燉飯(キノコのリゾット)にしました。
サラダはシーザーサラダ、前菜は朝鮮薊が何か興味があったのでそれを選択しました。
料理が来てびっくり。何と朝鮮薊はアーティーチョークのことだったんですね。
日本ではなかなか瓶詰の酢漬け以外食べることが出来ないので、めちゃくちゃテンションがあがりました。
メインはこちら。粉ではなくて削ったパルメザンチーズが贅沢に入っています。
黒いのはもしかしたらトリュフかもしれません。
ものすごく濃厚で、本格的なイタリアンレストランでいただくようなおいしさでした。
夫が注文したカルボナーラもびっくりするくらいの美味しさ。
生クリームを使用していない(と思われる)本場の味でした。
ローマの有名店「ラ・カルボナーラ」の味を思い出したくらいです。
ただしグランチャーレだけは何となく台湾っぽい肉の味で、それはまたそれで個性が出てておいしかったです。
そうそう本日のスープはカリフラワーのポタージュでしたが、地味ながら味わい豊かで、これまたカフェ飯のセットスープとしては驚きのクオリティでした。
お腹は結構いっぱいになっていたのですが、隣の席の人が食べていたティラミスが魅力的すぎてついつい注文してしまいました。
なかなかなボリュームでしたが、思いのほかサクッと完食してしまいました。
周りではキッシュを食べている人も多く、これまたおいしそうだったので今度ぜひ食べてみたいと思っています。
また午後にはアフタヌーンティーメニューもあるようで、甘辛両方楽しめる魅力的な内容なのでこちらもいつかトライしたいです。
いかがでしたか。
台北市内からは少し離れますが、淡水や北投観光のついでや、LRTでジミーさんのオブジェを観るついでにぜひぜひ行ってみていただきたいと思います。
もちろんカフェ単独の目的でも十分行く価値はあると思いますよ。