マインドフルネスイーティングって聞いたことありますか?
雑念が沸きがちな瞑想初心者の方にはものすごくおすすめなので、詳しく書いてみたいと思います。
日本でも定着した感のあるマインドフルネス。でも難しそう・・・。
数年前にちょっとしたブームを起こしたマインドフルネスという言葉。
今では日本でもだいぶ定着化してきたように思います。
巷では色んな所でマインドフルネスの要素を取り入れた瞑想やヨガがおこなわれています。
実は私が4年程前に初めて開催したヨガクラスは、マインドフルネスをテーマにしたものでした。
瞑想にしてもヨガにしても、マインドフルネスと聞くと何だか難しくて抵抗感を覚える人もいると思います。
心と身体に良いことはわかったけど、なんだかよくわからないとか、瞑想って退屈そうで雑念だらけの私には到底無理とか・・・。
そんな人に強くおすすめしたいのが、マインドフルネスイーティングです。
マインドフルネスイーティングのやり方
マインドフルネスイーティングとは、マインドフルネスの要素を取り入れながら食べる行為をするというそのまんまの意味です。
私がマインドフルネスイーティングを初めて体験したのは、東京マインドフルネスセンターで開催されているマインドフルネスイーティングに参加したことがきっかけでした。
そこでは、まず初めに用意されたご飯の色、形、香りなどを、あらゆる感覚器官を使って感じます。
また、それを食べる資格があるのか自らに問います。
目の前にある食事を食べる資格があるかなんて、今まで考えたこともありませんでした。
何かを見たり考えたりの「ながら食べ」なんて日常茶飯事ですから。
そして、それをいただく資格があると思えたらならば、感謝の気持ちを込めて「いただきます」と言います。
お米を育てた農家の方や、田んぼを形成する環境に思いを馳せながら。
そんなこんなで一連の儀式を10分程度行った後に、ようやく食べる行為に入ります。
食べてからもマインドフルな行為は続きます。
一口軽く100回は咀嚼します。
その間、あらゆる角度からお米を感じ切ります。
ここまで読んだ方の中には、そんなの無理!と思った方もいるかもしれません。
何がおすすめだよと。でも、実際やってみると全然退屈ではないんです。
もちろん難しくもありません。
むしろ食べる行為に意識が強く向くようになりました。
マインドフルネスイーティングとキネシオロジー(筋反射テスト)
ここで少し話が外れますが、キネシオロジーという言葉を知っていますか?
細かい話は省略しますが、体と潜在意識は繋がっていると考えられていて、潜在意識がOK!と示しているものに対しては力が入りますし、逆の場合は力が入りません。
それを調べる方法の一つが、キネシオロジー(筋反射テスト)なのです。
好き嫌いは置いておいて、一人で食べるフレンチのコースより、大勢で青空のもと食べる出来そこないのカレーの方がおいしいというのはよく例えられる話ですが、キネシオロジーを行うと、それが目に見えてわかります。
キネシオロジーでチェックすると、今の自分が欲しているものやそうでないものがわかるのです。
ちなみに私の場合、ポテトチップスがいつテストしてもNGとなるのですが、「ありがとう」と5回ポテトチップスに向かってつぶやいてから再度テストすると、とたんにOKが出ます。
これが食べ物そのもの以外も摂取するという意味です。
食べるのは原料のジャガイモや油だけでなく、感情などポテトチップスをとりまく様々なエネルギーをいただくのですね。
嘘のようなホントの話。ぜひ機会があれば試してみてください。
このキネシオロジー。マインドフルネスイーティングの際にも実感することが出来ます。
マインドフルネスイーティングの際に対峙したお米のこと。
それを食べる自分の感情を始めとするコンディション。
全て私たちは一緒に口にしています。
先ほども言いましたが、体内に吸収するのは食べ物そのものだけではありません。
ちなみに、マインドフルネスイーティングをおこなった時の筋反射テストは、いつも良い結果が出ます。
身体が食べる行為を喜んで受け入れていることがわかります。
このことを知って以来、私はどんな食べ物に対しても感謝の気持ちを伝えてから食べるようになりました。
何を食べるかというのはもちろん大切ですが、どう食べるかというのが、それ以上に大切なのかもしれません。
食べたものが自分になる。(you are what you eat.)
それを実感すると、食事の際でもマインドフルでいることがいかに大切かわかってきます。
さてさて、ちょっとマニアックな話も織り交ぜてしまいましたが、マインドフルネスイーティングは全然難しくありません。
ただ座っているだけではなく、動きがある分雑念が浮かびにくく飽きないので、マインドフルネス系は初めてという方や、瞑想などじっと座っているのは苦手という方にはおすすめですよ。