原因不明の痛みからの回復記録⑤転機となったスリランカへの旅

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ヨガの他に、原因不明の痛みを乗り越えた経験を語る上で欠かせない体験があります。

それはスリランカへ行った時の話です。

 

もともとは治療としてのアーユルヴェーダを受けることが大きな目的のひとつで、それはそれでとても気持ちが良く有意義な時間ではあったのですが、それ以上に私を癒したのはスリランカの人々でした。

「癒し」と書きましたが、それは一般的にイメージされる優しいそよ風のようなものではなく、めちゃくちゃ激しく揺れ幅の大きいものです。本来の癒しとはこういうものなのかもしれません。とにかくものすごく揺さぶられました。

具体的に言うと、会う人会う人の陽のオーラがすごいんです。それはもうまぶしいくらいに。幸せだとかお金を持っているとか健康だとかそういうことではありません。生命そのものの力といった感じです。

それは人間に限った話ではありません。動物も植物も、生も死も、様々な宗教もすべて同じ器の中に交じり合って共存していました。決して仲良くという感じではなく、それぞれがガンガン主張し表現し合いながら。

 

10日程度の旅ではありましたが、その器の中で過ごしているうちにたくさんのものを吸収しました。今まで頑なに拒んでいたものですら受け入れられた気がします。それはとても気持ちの良い降伏でした。

コントロールすることを手放したら、自分の中から色んなものが出てきました。私もガンガン主張しました。表現しました。これが感情の解放なのかと実感しながら。

振り返ればこの旅がきっかけとなり、「自分は治る」という根拠はないけど強い自信のようなものが芽生えてきたように思います。

 

体調を崩してからというもの、出会った人たちは皆似たオーラの持ち主で、お互いが引き寄せ合って過ごしてきたような気がします。でもスリランカで思いがけず色んな存在と交わって、影響しあって、転機となる反応が起きたのだと思っています。

 

原因不明の痛みが回復するきっかけとなったスリランカへの旅は、飛行恐怖症を克服させてくれた旅でもありました。

 

私は旅をすることが大好きで、行く先はもちろん空港や飛行機内で過ごすことも楽しみの大きなひとつだったのですが、「ALIVE」という映画を観て以来すっかり飛行機が怖くなってしまい、それでも旅は続けているのですが、機内では純粋に楽しめなくなってしまっていました。

おまけに体調を崩し胃の動悸が激しかった時期には、機内の圧迫感が息苦しくて、ただでさえ胸元をつかまれているかのように苦しいのに、このまま乗り続けていたら呼吸困難に陥ってしまうのではという恐怖の中で過ごすこともありました。

そんな中でのスリランカへの旅。利用したのは初のスリランカ航空です。

日本発の飛行機は、どこへ行く便も日本人が多くを占めることが多いですが、その時はほとんどがスリランカ人で占められていて、見た目が日本人と思いっきり違うこともあり、また今まで未経験だった一度に沢山のスリランカ人を目にするという非現実感も影響してか、意識がいつも抱いていた不安や恐怖ではなく、新しい経験という刺激に引っ張られている感じがありました。

また通路を挟んだ隣の席にいた子供の目がキラキラと輝いていて、圧倒されるくらいの生命エネルギーを放っていたので、こんな子が乗っている飛行機が落ちるはずがないという強い思いが助けとなってフライトを純粋に楽しむことができたのです。

CAの方たちも陽気で仕事を楽しんでいて、ギャレーに飲み物を取りに行ったときなど冗談を交えながら会話を楽しむこともできました。

本当に久しぶりの感覚でした。

一度こういった「腑に落ちる」経験をしてしまえば、もう大丈夫です。

 

何かを辞めたいとき、治したいときなど、それを排除することに一生懸命になりがちですが、意識すればするほどより強く大きくなり悪循環に陥ります。

それより新たな何かに触れたり意識を向ける方があっけないほど簡単にそれが排除されることがあるのです。

 

5回にわたって原因不明の痛みから回復について書いてきました。続き記事はいったんこれで終わりにしますが、痛みなどの原因不明の症状に関するトピックについてはこれからも書いていきたいと思っています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。