結局ホテル宿泊を断念した私は、毎日授業開始の1時間半位前に、学校近くのカフェで朝ご飯を食べることにしました。
これには2つ理由があります。
まずは通勤ラッシュから少しでも逃れること。
授業開始は9時だったため、まともに通勤ラッシュにあたります。
そこで少しでも早めに移動しておこうという目論見からでした。
ちなみに実習日は金曜日1日のみ平日だったたのですが、都内では休日でもその時間帯はまあまあ混むので早めに移動して良かったと思っています。
次は遅刻を避けること。前回も書きましたように、遅刻は成績評価に関わるため可能な限り避けたいところでした。そこで家では最低限の準備だけ済ませ、カフェでゆっくり朝食を取ることで心の余裕ができたと思っています。
もともとカフェは大好きなのですが、朝のカフェはまた違う雰囲気で良い気分転換になりました。
また学校の最寄りにあったベローチェなんですが、思った以上にモーニングメニューのコスパが良くて見直しました(笑)
こちらも少々余談ですが、ランチはコンビニなどで買って教室で食べても、外へ食べに出ても大丈夫でした。
私は全日コンビニで買って教室で食べました。結果的には大正解だったと思っています。
というのも、外食してがっつり食べてしまうと否が応でも午後の集中力低下が避けられないのです。
実習は別の学生の発表を見る時間がとても長いので、睡魔が襲うと大変です。
というわけで、お昼の時間は腹八分程度にしておいて、休憩時間にナッツなりバナナなり食べるのがおすすめです。
さて、タイトルに教育実習が予想以上に楽しかったと書いていますが、何がそんなに楽しくさせたのかというと、ずばり留学生の存在でした。
実習の最初に模範授業を見学する時間があります。そこでベテラン教師の実際の授業を見ることが出来るのですが、出席していた留学生に正直感動してしまったのです。
人間いい大人になると、たとえ教師に指示されても簡単に応じることとできないことがあるのではないかというのが私の想像だったのですが、教師がひとこと「もっと大きな声で」と言うと、みな大声で言いなおすんですよ。なんという素直さ!もうそれだけで私はモチベーションがだだ上がりしました。
留学生との交流はそれだけにとどまらず、授業の準備をする際にもアドバイザーとして参加してくれたり、もちろん私たちの発表の際には学生役として協力してくれました。
なかには1日5コマとか協力してくれた人もいて、思わず疲れないかと尋ねたら、きょとんとした顔で「どうしてそんなこと聞くんですか?とっても楽しいですよ。」と笑顔で答えてくれました。
なるほど、こういう学生を目の前に仕事をしていたら、ブラックといわれようが辞められない教師の気持ちが少し理解できた気がしました。(もちろんそれではいけないのですが・・・。)
ボランティア活動でも外国人とは接することができますが、層が違う気がします。
留学生との交流は、教育実習を受けたことで得られた貴重な体験です。
さて、模擬授業に関しては、実習に入ってからも準備する時間がありました。
もちろんそれだけでは足りなくて、家に帰ってからも教材を作ったりなどする必要がありましたが、間に合わない!というほどの負担ではありませんでした。
実際の授業では色々な意見をいただきましたが、それも先生が事前に建設的な意見を言い合いましょうと話してくれていたため、打ちのめされるということはなかったです(笑)
私は実習が始まる頃にはいい感じに開き直っていて、うまくやろうとするから緊張したりプレッシャーに感じるんだ、思うとおりにやって何か言われたらそれを今後の実践に活かせば良いじゃないかと思っていたので、ガチの自分を出して受けた評価や意見は、本当に意味のあるものだと感じています。
全員は無理でしたが、通信大学では難しい学生同士の横のつながりも出来ましたし、縁のあった方たちとは今でも連絡を取り合っています。
実習最終日は、ちょっと名残惜しさを感じるくらい本当に充実した5日間でした。
ちなみに事後課題は、実習をやりっぱなしにしないためのまとめに近いものなので、ボリュームは結構ありましたが、丁寧に取り組んでおくと後々の役にたつと思います。
以上3回にわたって教育実習について書いてきました。
守秘義務のこともあり詳しくは書けないところもありますが、少しでも不安に感じている方の参考になれば嬉しいです。