ふるさと回帰フェアで愛媛県の概要を知り、更に県主催のイベントにも伺っていくうちに、いくつか興味のある市町村がでてきました。
今回は、愛媛県の中で住んでみたいと思った市町村について書いてみようと思います。
移住者に優しいコンパクトシティ・愛媛県伊予市
愛媛県の県庁所在地は松山市。旅好きにとってチェック要の松山空港は松山市内にあります。
また松山市には有名な道後温泉があります。
私は温泉のある所に移住したいと思っているので、まずは松山市の情報を調べてみました。
イベントに参加されていた松山市のブースで半農半X的なことをしたいと相談すると、家庭菜園レベル以上になるとなかなか難しいという話をされました。
もし松山市内ということであれば、中島(吸収合併後松山市になった島)などおすすめですよ、と。
温泉ありきで興味をもった松山市ですが、中島になると温泉は遠すぎます。
それはちょっとな・・・と思い、近隣の市町村にも範囲を広げて考えてみました。
そこで浮上したのが伊予市です。
伊予市といえば、映画のロケ地として有名な下灘駅があります。瀬戸内海に憧れる身としては、海沿いの街は魅力的です。
伊予市駅から松山市駅までは25分。松山空港まで車で40分ほどです。
残念ながら直通の高速バスはありません。
商業施設に関しては松山市内にもありますが、隣町の松前町にエミフルMASAKIという大型ショッピングモールがあるので便利です。
伊予市は「いよりん」という移住サポートセンターがあり、そちらの方が色々と相談にのってくださるのも心強いです。
一度お話したことがありますが、みなさん親切で素敵な方ばかりでした。
愛媛県の農産物と言えば柑橘類が浮かびますが、伊予市は他にもびわや栗が多く獲れるそうです。
どちらも大好きな私としては耳より情報でした。
松山市にも近く野菜が育てられ、日帰り温泉もある。伊予市、いいです。
移住人気ランキングの常連・愛媛県西条市
水が綺麗な街に住みたいという思いも併せ持つ私たちが、愛媛県で湧き水の出る所を探していたときに知ったのが西条市でした。
市内では、うちぬき水を利用して野菜作りがおこなわれていたり、うちぬき水で淹れたコーヒーをいただけるカフェがあったりします。
西条市は、都会から地方移住したい人にとって魅力満載の場所のようで、移住者向けマガジン「田舎暮らし」の住みたい田舎ベストランキングで常に上位を取っています。
特に進んだ教育システムが全国的に注目されていて、子育て世代に人気のようです。
私たちの世代にとっては、少し下の世代の方が新しい生き方としてITを駆使した様々なスタイルを模索、提案、実現しているのが魅力に感じました。
西条市も瀬戸内海に面していますが、島々を臨むというよりは、工業エリアの感が強い感じがします。
日本でいちばん住みたい島へ進化を続ける大三島
憧れはあるものの、暮らすとなると色々大変なのかなと二の足を踏みがちな島暮らし。
そんな不安をワクワクに変えてくれたのが、大三島でした。大三島は今治市に属します。
大三島などしまなみ海道周辺にある島々は、橋でつながっているため車や自転車での行き来が可能なのです。
陸続きというのは何かと安心感を与えてくれます。
温泉については、多々良温泉という地元の方やサイクリスト達に愛されていた施設があったのですが、最近惜しまれつつも営業終了されたそうです。
ただし温泉ではありませんが、イオン・カルシウム・マグネシウムの豊富な海水風呂に入れる施設、マーレ・グラッシア大三島があります。
そして大三島が他の島々と一線を画しているのは、建築家の伊東豊雄氏の存在でしょう。
大三島を日本でいちばん住みたい島にするべく、老若男女を巻き込んで様々な活動をされています。
中でも高齢化の進む暮らしに役立つ新たなモビリティ(移動手段)など、新しいライフスタイルを創造されていることに魅力を感じました。
こうして改めて振り返ると、愛媛県も素敵な街がいろいろありますね。