いざ今回の旅のメインイベント、ローレンシャン高原へGO!
どこまでも続く小道をひたすら走る。
幸い渋滞にはまることなく、2時間たたず高原に突入した。
どこまでも続く赤・黄・緑のコントラスト。
途中小さな教会を発見したり、車を降りて写真を撮ったり・・・。
風景の雄大さに比例して心も広くなる。
カナダの紅葉は、日本のものとは全く別物だ。
日本で紅葉を見ていると、物悲しくなったり古の情景を想像したりして何となくしんみりするけど、カナダでは全く違う。
とにかくダイナミックなのだ。逆にエネルギーをもらい、元気になるくらいだ。
広葉樹林の1年の集大成ともいえる紅葉。自然のパワーに深く感動し、大いに圧倒された。
それは心地よい降伏だった。
その後、しばらく紅葉を拝んでから大満足のローレンシャンを後にし、再びモントリオール中心へ向かった。
めざすはカフェ。
雰囲気に魅せられて入ったカフェはセルフサービス式だったけど、ショーケースに並ぶケーキはどれもおいしそう。
悩みに悩んだあげくクレームブリュレとカフェオレを注文した。
これが大正解。カリカリにやけたカラメルが多めにのっていて、香ばしさいっぱい。
中のクリームもなめらかで、少し大き目の容器だったけど飽きのこない甘さ。
1時間ほどたわいもない話をして過ごした。
もういいよね?と、お互いモントリオールでやり残したことはないか確認しあった後、トロントへ。
途中、公園のような広場のような所で休憩を入れた。
突然大きな木に向かった友達Jは、何を思ったのか登り始めた。ローレンシャン高原でのテンションの高さはまだ冷めていないようだ。
最初はやれやれと眺めていた私達だったけど、あまりに活き活きと登るJを見て触発されたのか、その近くにあった巨大石に登り、写真を撮ったりして予想外に長い休憩となってしまった。
数時間後、ようやくトロントに到着。すっかり日も暮れていた。
「帰ってきたな」という感覚。トロントに来て半年がたち、ついに私の「Another sky」になったんだなと感じた瞬間だった。